メンズヘルスの鍼治療
当院ではメンズヘルス鍼灸は男性更年期障害やEDに対する鍼施術といたします。
男性更年期障害は、加齢による男性ホルモンの緩徐な低下が主な原因です。
しかし、身体の状態や周囲の環境からの影響が症状悪化の要因になることがあります。
■年齢は?
男性ホルモンの分泌が低下傾向になるのは40代から60代
■診断は?
診断には、明らかな臨床症状と血中テストステロン値の低下が必須です。臨床症状として
- 精神心理症状:落胆、抑うつ、いらだち、不安、神経過敏、意気消沈、疲労感
- 身体症状:体調不良、腰・背部痛、関連痛、発汗、ほてり、睡眠障害、記憶・集中力の低下、筋肉的消耗感
- 性機能関連症状:性欲低下、勃起障害、射精感の減退
*症状検査所見:骨密度の低下、体脂肪率の増加
■特徴
男性の場合、男性ホルモンの低下は少しずつゆっくりと進みますので、女性のようなほてりや自律神経症状が前面に出ることは比較的少なかったり年のせいと気にしなかったり、むしろ精神的な症状が前面に出てくることが多いです。
裏返せば、精神症状を悪化させるような環境が、男性更年期障害を引き起こす可能性が高いということにもなります。
男性更年期障害の場合にはホルモン低下が緩やかで長期にわたるので、症状を悪化させる要因や症状が出るきっかけとなる周囲の環境は、予防や対策をするうえで重要です。
■ひらみ鍼灸院練馬ができること
症状を悪化させる原因や症状を取り除くのが当院の役割と考えております。
また、患者さんの申告以外でも40~60歳代の男性の患者さんはメンズヘルスの観点を持ち診察しております。
- 精神心理症状に対して、頭皮鍼や身体の各部位や自律神経の乱れを整える*a や精神安定に効くとされるツボに鍼を致します。
- 身体症状に対して、痛みの部位や凝りに対してアプローチ致します。
- 性機能関連症状に対して、勃起障害に有効とされる中髎穴に対して刺鍼致します。中髎穴は第3仙髄支配領域で骨盤神経の枝である海綿体神経に影響を与えていると推察されてます。
*a 頸部、背部、腰部より出ており各部位の筋緊張により過敏になり自律神経が乱れると考え、緊張部位に対して刺鍼
◎日常生活に問題がある場合はまずは、泌尿器科、メンズヘルス外来に電話にて治療してもらえるか確認して、受診されることをお勧め致します。
■男性更年期障害のセルフケア
- 適度な競い合いや認められる活動:男性ホルモンはスポーツ、ゲーム、社会やコミュニティーの中で自己表現できる場作り
- 運動:筋力トレーニング、早歩き
- 睡眠:朝日を浴びて生体リズムを整え、十分な睡眠で疲労をためない
- ストレスをためない:強いストレスが起こると男性ホルモンの分泌が低下します。リラックス法や休養や散歩など気分転換をこころがける
参照
・朝日新聞デジタル
男性更年期障害とは? 具体的な症状や原因、改善方法を医師が解説
・NHK健康チャンネル
男性の更年期障害とは?症状(イライラや不眠など)・セルフチック・診断方法
男性の更年期対策】生活習慣の見直し・漢方・男性ホルモン補充療法
・全国健康保険協会
男性更年期障害
・医道の日本 2019.5月号「メンズヘルス鍼灸」
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